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2008年8月28日 (木)

運は何処からやってくる?

今日はポ-ル・ポッツさんのお話をご紹介します。皆さんは彼のことをご存知でしょうか?私自身は彼のことをぜんぜん知りませんでしたが、気功をしている友人が今一番気に入っているCDはポ-ルポッツさんのCDだと、私に会うたびに伝えるので気になっていました。

今朝新聞の整理をしていたら偶然日経のポロムナ-ドというコラムにドイツ文学者の松永美穂さんが寄稿している記事を見つけました。今日はそれを抜粋してご紹介します。

ポ-ルポッツはイギリス人で1970年生まれ、父親はバスの運転手、母親は商店のレジ係でクラシックとは縁の無い家庭で育った。
もちろん音楽大学なども出ていない。ただ歌うことが好きで、教会の聖歌隊や学校のコ-ラスで歌い、以前にもイギリス版のど自慢大会に出て優勝して賞金をもらったことがあった。もらった賞金をつぎ込んで声楽のレッスンを受けたりしたものの、交通事故に遭い、治療費を払うために音楽を断念し、ス-パ-の店員や、携帯電話のセ-ルスマンなどをしていたという。
その彼が2007年6月8日妻の勧めで応募したイギリス版スタ-誕生(Britanins GotTalent)においてたった一曲のアリアで人々を感動させたのだ。
ドイツテレコムでは実際のコンテストの模様をコマ-シャルで流しているという。

風采の上がらない男性が、コンテストの舞台に登場する。
重量挙げでもしそうながっちりした体格。ちょっとより目で、歯並びも悪い。審査員たちははじめから期待をしておらず退屈そうな表情を浮かべている。しかしそこで彼がプッチ-ニのオペラ トゥ-ランドットの中の有名なアリア ”誰も寝てはならぬ”を歌いだすと、審査員や聴衆の表情が劇的に変わる。さらにコマ-シャルではテレビ画面の向こうで彼の歌に聞き入り涙する視聴者の表情まで映し出す。 (You tube:http://jp.youtube.com/watch?v=o5GUM8E0xPI )

その番組で何週か勝ち進んでデビュ-が決まり、百万ポンド以上の契約金を手に入れ昨年12月にはイギリス女王の前でも歌ったらしい。
一年ちょっと前には全くの無名のサラリ-マンが今はスタ-街道を驀進しているのだ。

この文章を書いた松永さんはやがてかれのワンチャンスというCDを買う。

歌声はコンテストの時より心なしかゆったりしているという。
また無骨だった表情も柔らかくなり、遅咲きの中年歌手はいまや余裕と風格を備えたプロの顔になりつつあるという。

こういう記事を読むたびに、才能があったのに、なぜそれまで世に知られることなく無名だったのだろうかという思いがよぎります。

そしてつくづく、運と言うものは誰にでも公平に与えられているようだが、タイミングだということをまざまざと教えてくれます。そのタイミングを掴むかつかめないかが、運の分かれ道なのですね。

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