断捨離
恥ずかしい話だが、何度挑戦しても成功しない。というか、終わらない。
きっかけは友人の大腸癌だったが、とにかく家の中の不用なものを捨てようと、
最初に取り組んだのが、衣類、そして本、食器、そして写真を含むもろもろの雑貨だ。断捨離は、捨てるものを選ぶのではなく、残すものを選ぶのだそうだ。
とにかくあの引き出し、あの本棚、あのタンスの中身、と順に回っていった。
ごみの収集日毎に、多すぎるごみを出し、少しすっきりしたと思うと、また幾日か経つと、前の様子に類似してくる。一応形はついても、完結しない。何だかこの作業は終わりがないのかもしれないとがっくり来る。
それでも部屋の中を片付け、本を整理し、洋服を捨て、何日も何日もかかって、
気が付くと、あれっ?お腹周りがすっきりしている。自分の部屋についてはまだまだ断捨離の効果が認められないが、なぜかダイエット効果が少しあった気がする。えっ?断捨離って痩せるの? 半信半疑だが、痩せる効果はあるらしい。
どうも部屋自体が私自身らしい。そうやって部屋を見渡すと、長い年月に渡って貯めてきた不用品であふれている。これが私のぜい肉なのかと改めて思った。
実際、終わらない断捨離に飽き飽きしていたが、痩せると決まったら現金なものでこれからも密かに断捨離作業を続けようと思った。いつか他人に認められる日まで、ふふっ、もちろん部屋ではない、ダイエットの方だ。
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